フラワーホームとラッピングについて
花にはフラワーホームがあり、いくつかの形に分けることができます。
花束をつくる時などには、これらの形のものを組合わせてつくったり、
花の種類別(形別)につくったりとさまざまです。
ラッピングも、どんな花が使われているかを考えて花を保護しながらも、
花をいかしたラッピングをしたいものです。

さて、花にはどんな形があるのでしょうか。形によって分類してみました。

ラインフラワー
一本の茎に線状に花がついているもの。
デルフィニューム,グラジオラス,ストック,金魚草,スイトピー,イキシアなど
マスフラワー
たくさんの花びらがついた花
バラ,カーネーション,ダリア,キク,マリーゴールドなど
フォームフラワー
花びらが1枚でもかけると、その花の形がこわれてしまう花
ユリ,チューリップ,アヤメ,カラー,ランなど
フィラーフラワー
小花がたくさんついた花
カスミソウ,エリカ,コギク,アルケミラモリスなど
以上のように大きく4つに分類されます。花をデザインする時はそれぞれの特徴や特性を考えてアレンジすると上手に生けられます。

そして、ラッピングにも同じことが言えます。
例えば、ラインフラワーを使った花束は大きなものをつくるのによく使われます から、これを全体的に豪華な感じに仕上げる場合、ぺーパーも大きいサイズが必要 となります。
デザインによって多少異なりますが、数枚のペーパーを重ねることによって広い スペースを作り出せます。
反対にカラー2〜3本とか5〜6本程度のシンプルな時には広がりをおさえて、たたみ こむようなデザインにすれば、ペーパーをカットしすぎて、失敗することもありま せん。
また、かすみ草や小菊のようなフィラーフラワーは背丈を短くして、ラウンド形に まとめ、花束がすっぽりはいるペーパーの中央に花束を置き、花と茎のつけ根ぐらい のところで、四方のペーパーを軽く寄せるとかわいらしくて、小さな花束ができます。

基本的な包み方にしても、応用の包み方にしてもペーパーのサイズは大事なPOINT!ここからいろんなデザインも生まれます。

おためし下さいネ。

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